エクスキューズ・ミー

「言い訳」をテーマに書いています。

「ヒトカラ」への言い訳

ヒトカラ、いわゆる独りカラオケに行ってきた。
もともと独りで行こうとしたわけではなく、一緒に行く相手がいなかっただけなのだが。
物凄く楽しかった。物凄く。

誰かを伴ってカラオケに行く場合、多少選曲に気を遣う。
こんな歌を唄ったら笑われやしないだろうか、怪しまれはしないだろうか……。
自意識過剰なのは解っている。解った上で気にしてしまって、本当に唄いたい歌を選べないことがままあるから損でしかない。
仕舞いには同伴者のために流行りの歌を覚えようとする。なんなのだ、一体。

その点、独りなら好きな歌を好きなだけ唄うことが出来る。好きなタイミングで唄い、演奏停止ボタンを押せるのだ。

気を遣いたくないから独りで。
日常を「社会」という枠組みの中で生きる私には、やはり独りでいる時間が必要なのだと思う。
「寂しい」という感情を再認識する為にも、だ。

社会の中に於いても寂しいと感じることはあるのだが、それはまた後日。