エクスキューズ・ミー

「言い訳」をテーマに書いています。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「夜更かし」への言い訳

不眠症に悩まされている者が多いと聞く。 斯く言う私も数年前まではその中の一人だった。近頃は、夜になると眠くなってしまう。 悩みの一つだ。贅沢な悩みなのかも知れない。 帰宅して夕餉を終えると、もう瞼が重い。 それでも睡魔に逆らうように、無理をし…

「空を見ること」への言い訳

仕事帰りに駅へ向かうため、陸橋を渡る。 ふと見上げると、自分が空に近づいたように錯覚する。 周囲に樹木や高い建物が無いからそう思うのだろうが、その瞬間が好きだ。空を見上げて何を思うのか。 決して届かないという諦念か、いつか届くという希望か。あ…

「ヒトカラ」への言い訳

ヒトカラ、いわゆる独りカラオケに行ってきた。 もともと独りで行こうとしたわけではなく、一緒に行く相手がいなかっただけなのだが。 物凄く楽しかった。物凄く。誰かを伴ってカラオケに行く場合、多少選曲に気を遣う。 こんな歌を唄ったら笑われやしないだ…

「必要の無い知識を蓄えること」への言い訳

ケラエノ、エレクトラ、タイゲタ、マイア、ステロペ、メロぺ、アルキオネ。 プレアデス星団の七つの星の名前である。 十年以上前に読んだ本に書かれていたのだが、未だに憶えている。 そして、これまでの人生でこの知識が生かされたことは無い。皆無だ。当時…

「誤字脱字」への言い訳

「誤字や脱字の多い文章が嫌いだ。小説どの物語の場会、ストーリーに集中出来なくなってしう」自分で打ちながらイライラしてしまった。 流石にここまでは無いとしても、本によっては酷いものもある。 平仮名が一字抜けている程度ならまだしも、登場人物の名…

若者への言い訳

未来を見つめる瞳の輝き、流行の最先端を担うファッション、ああ、若者にはとても敵わない、といった話ではない。狩られる!と思ってしまうのだ。 何故だろう……。 因みに狩られたことはない。前世か。前世なのか。私はどちらかと言うと大人しいタイプの若者…

コーヒーへの言い訳

透明なグラスに、たっぷりな氷。そこに並々と注ぐ黒色の液体。 温かいものも勿論好きだけれど、この時期はやはりアイスコーヒーが美味しい。コーヒーを初めて飲んだのはいつだろう……と考えて、小学生時代の調理実習の授業に辿り着いた。 ケーキだったかパフ…